今週の松竹梅第556号「ねんきんネットで年金試算にはまってます!①」

ビジネスに役立つ!税務最新情報【今週の松竹梅】

今週の松竹梅第556号「ねんきんネットで年金試算にはまってます!①」

配信日:2024年2月15日

例年のことではありますが、税理士事務所最大のイベント(?)、確定申告シーズンの到来です。松本事務所では、100件超の申告書を作成する見込みです。私に依頼したつもりの方々は、そろそろ準備してくださいね。   今年のメルマガは意識的に税務を離れた話題を紹介してますが、今回は、私の年金をネタに「ねんきんネット」を取り上げます。

【今週の松】  「ねんきんネットにはまった理由」

「ねんきんネット」は、日本年金機構による年金サイトです。私も「お年頃」らしくて、信用金庫からしばしば年金口座勧誘電話を受けてます。「そうか~、もうそんなタイミングか~」と一瞬落ち込みましたが、「そもそも私の年金はあるんだろうか?」それから「ねんきんネット」にはまりました。私は、会社勤務が短いため国民年金加入が長く、今は健康保険料節約のため、最低金額の役員報酬での厚生年金加入です。(このあたり引っかかる読者がいるかもしれませんが、ここでは省略)つまり、年金だけでは生活できないはずなので、年金にはまったく関心がありませんでした。いまでも、制度や仕組みそのものは知りません。

【今週の竹】  「ねんきんネットログインは超簡単!」

「ねんきんネット」にログインする方法ですが、日常アプリを使い慣れている方には超簡単です。もっとも簡単な方法は、マイナンバーカードを使う方法です。スマホから「マイナポータル」にログイン後、画面から「年金」を選べば自動的に「ねんきんネット」に入れます。試算の前に、「年金記録を確認する」で、ご自分の記録データを確認してください。初めて見たときは、履歴書みたいで感慨深いものでした。笑

【今週の梅】 「未加入期間と未納期間があった!」

「ねんきんネット」での年金記録は最後に、「これまでの保険料納付総額」の記載があります。私は2024年1月現在で、4,771,657円でした。あれっ?なんだか少ないですね。よく見ると、20歳~23歳の4年間が「未加入」表示です。これは20歳加入義務化は1991年からなので納得です。さらによく見ると、1999年分からマークが付いてます。説明を見ると、「未納期間」とのこと。思い出しました。開業のため、勤務事務所退職後、国民年金加入手続きを10年間放置してました。2009年分から加入しましたが、年金事務所によると、過去分は払わなくても構わないとのことで、当時の私はラッキー!と考えていました。泣。こんな私ですが、はたして年金見込額はどれくらいだったのでしょうか?次回をお楽しみに!笑

【松ちゃんの独り言】 「簡単にログインできる人とどうしてもできない人」

スマホやアプリを普通に使うのは、晩年の人生を快適に生きていけるかの分岐点です。私は公私ともに、必要な情報収集や手続き、送金などはほぼネットです。航空便や鉄道、ホテル予約もネットで済ませているので、電話や窓口を使うことはありません。電話サポートや窓口は、年々要員を削減しているので、電話は今後さらにつながりにくくなるはずです。「私、そういうの苦手だから」では、晩年をとても不便に、いつもイライラしながら過ごすことになりそうです。解決策は、自分でやろうとしないで、家族(家族がいなければ知人)の誰かに、アプリ設定まで助けてもらってはどうでしょうか。例えば、「ねんきんネット」の設定は簡単ですが、慣れていないと無理です。一方、アプリに慣れている人でも、年金の事は詳しくないはずです。であればお互いに学べますね。鬼電(つながるまで電話をかけまくる)で怒りまくる人生よりも良い人生になるような気がしませんか。
 それでは、次回もよろしくお願いします。

松本直樹

【松本直樹のプロフィール】

1960年
石川県金沢市生まれ
1984年
金沢大学法文学部経済学科を5年で卒業(ドイツ語で1年間落第する)
1984年
太平洋証券(今の三菱UFJモルガンスタンレー証券)にて、主に債券トレーダー、デリバティブ業務に従事
1992年
証券アナリスト2次試験合格(会費未納で、アナリスト協会は退会)
1992年
太平洋証券退職後、税理士事務所へ転職
1995年
宅建主任者試験合格
1996年
税理士試験会計2科目合格
1997年
税理士試験税法3科目合格(税理士試験終了)→ちなみに法人税、所得税、消費税です
1999年
松本直樹税理士事務所として独立開業→税理士事務所の同僚(松本清美)と結婚ダブル寿退職
2006年
株式会社ケーエムエスを設立
2014年
総合コンサルチーム「みんなで顧問」結成
2016年
合同会社「みんなで顧問」設立(代表社員就任)
2018年
経営革新等支援機関認定
2023年
「マンガでコミュニケーション みんなの相続」出版