今週の松竹梅第557号「ねんきんネットで年金試算にはまってます!②」
ビジネスに役立つ!税務最新情報【今週の松竹梅】
配信日:2024年2月19日
今年に入ってから、「人生後半のライフプラン」をこのメルマガで連投してますが、意外と反響が大きくて、少々驚いてます。人生後半は、選択肢が減ってきますし、判断も面倒になってきます。人生後半の「お金」と「健康」は、表裏一体の柱です。今週号は、前回に続き、「ねんきんネット」で判明した私自身の衝撃の年金見込額の続きです。
【今週の松】 「マイナポータルから年金ネットへ」
スマホに「マイナポータル」をインストールしておけば、マイナンバーカードを持っている方なら、以下、同じようにできます。マイナンバーがない方は、ネット検索で「ねんきんネット」を見つけて、「新規登録」してください。さて、先週号では、私は20歳から4年間「未加入」、事務所開業後10年間「未納」になってました。他の期間も国民年金が多く、現時点は月額最低金額の厚生年金です。こんな私なので、年金見込額はかなり少なくなりますね。
【今週の竹】 「いよいよ試算へ」
ねんきんネットで「年金記録」を確認後、試算の前に前提として、給与収入などの入力が必要です。私の場合は、現時点の法人役員報酬(6万円)を75歳まで受け取るつもりです。厚生年金は70歳まで支払いが続きますが、健康保険は75歳までです。75歳になると、法人役員も「後期高齢者健康保険」になりますので、収入が多い方は、突然健康保険料が増えて驚く方がいます。私も国民健康保険料節約のため、75歳まで年金事務所の健康保険加入を続ける予定です。以上の前提を入力すると、受給開始年齢を入力して、試算スタートです。
【今週の梅】 「私の試算結果は?」
試算パターン1として、普通に65歳スタートで試算してみました。結果は、年1,088,736円でした!この内訳(ここが重要!)は、老齢基礎年金543,250円、特別支給の老齢厚生年金306,172円、老齢厚生年金(基金代行)239,314円です。どうでしょう?「えっ!松本さん、大丈夫?生活できる?」と驚いた方、私を助けてください。笑。しかし、先週も触れましたが、私の年金保険料納付総額は2024年1月現在で4,771,657円しか払ってないのです。年108万円でも、5年間で納付総額を上回りますね。さて、試算パターン2として75歳まで受給スタートを遅らせるとどうなるのか?次回をお楽しみに!
【松ちゃんの独り言】 「叶井俊太郎の死に方を考える」
破天荒な映画プロデューサー、または、マンガ家倉田真由美さんの夫としても有名な叶井俊太郎氏が、先週すい臓がんで亡くなりました。この方は、ステージ4で余命半年宣告受けた後、1年以上「普通に」ガンガン仕事してました。周囲にも告知しまくって、対談本「エンドロール」を昨年10月に出してます。(末期がん患者の生活に興味ある方にはおすすめ本です。)叶井さんは、手術も抗がん剤も拒否して、最後まで通院しながら「普通に」自宅で生活していたとのこと。亡くなる前日も、少しだけ家の周囲を散歩したそうですよ。アンケート調査によると、「自宅で死にたい」が7割とのことですが、現実はまったくそうなってません。自宅で死ぬことは、相当の覚悟と準備、さらには家族の理解が必要です。
それでは、次回もよろしくお願いします。
【松本直樹のプロフィール】
- 1960年
- 石川県金沢市生まれ
- 1984年
- 金沢大学法文学部経済学科を5年で卒業(ドイツ語で1年間落第する)
- 1984年
- 太平洋証券(今の三菱UFJモルガンスタンレー証券)にて、主に債券トレーダー、デリバティブ業務に従事
- 1992年
- 証券アナリスト2次試験合格(会費未納で、アナリスト協会は退会)
- 1992年
- 太平洋証券退職後、税理士事務所へ転職
- 1995年
- 宅建主任者試験合格
- 1996年
- 税理士試験会計2科目合格
- 1997年
- 税理士試験税法3科目合格(税理士試験終了)→ちなみに法人税、所得税、消費税です
- 1999年
- 松本直樹税理士事務所として独立開業→税理士事務所の同僚(松本清美)と結婚ダブル寿退職
- 2006年
- 株式会社ケーエムエスを設立
- 2014年
- 総合コンサルチーム「みんなで顧問」結成
- 2016年
- 合同会社「みんなで顧問」設立(代表社員就任)
- 2018年
- 経営革新等支援機関認定
- 2023年
- 「マンガでコミュニケーション みんなの相続」出版