今週の松竹梅653号「ビットコインの保管場所と送金手段は?」

ビジネスに役立つ!税務最新情報【今週の松竹梅】

今週の松竹梅653号「ビットコインの保管場所と送金手段は?」

配信日:2026/1/19

メルマガ読者のビットコインに対するイメージはどうでしょうか? ほとんどの方が、「値動きが激しい」「怖い」「怪しい」「わからない」でしょうか。 私は1年前からビットコインの定額積立を始めました。 ホルダーになると、ビットコインの仕組みは実に面白いことに気がつきました。 時価総額300兆円、国家や大企業でも保有しているビットコインについて、入門編として情報共有しましょう。

【今週の松】 【今週の松】「ビットコインはブロックチェーン上に存在する?」

ビットコインは、どこかに保管されているわけではありません。
例えば、私は取引所のコインチェックで定額積立しており、そのまま「預けて」います。しかし、実際にビットコインを所有しているかどうかは、「秘密鍵」→ビットコインを動かす権限の暗号を持っているかどうかです。
この秘密鍵は、IDとパスワードのようなシンプルなものではありませんが、紙でも書き取れるものです。ちなみに、私のように取引所に「預けて」いる場合は、秘密鍵はありません。コインチェック社のIDとパスワードで動かせます。
取引所に預けない個人所有者が、ブロックチェーン上に秘密鍵を設定することになります。

【今週の竹】 【今週の竹】「ビットコインの送金方法」

個人ウォレット(口座)から別のウォレットにビットコインを送る方法についてです。 取引所口座なら、証券口座や銀行口座と同じくらい簡単ですが、個人→個人の場合は、ブロックチェーンに秘密鍵で移動を指示することになります。 この移動は、取引が第三者でもブロックチェーンサイトで確認可能です。 よって、場所が関係ないので、海外でも多額の送金が可能になります。 ビットコインが移動しているわけではなく、持ち主(鍵の所有者)が変更になるイメージです。 この送金方法が可能と言うことは、例えば、オンラインで外国人から語学教室レッスンを受けて、リアルタイムでレッスン料を払う取り引きも可能です。 居所不明の団体にビットコインを寄付することも可能です。

【今週の梅】 【今週の梅】「ブロックチェーンと国税当局」

ビットコインに対して国税当局は、どこまで対応できているのでしょうか? 現時点、国内取引所の口座はほぼ捕捉、海外取引所口座も捕捉できつつあるとのことです。 それでは、取引所に預けない個人ウォレット口座分はどうでしょうか。 さすがに直接は捕捉不可能ですが、銀行口座や証券口座からの移動や、多額の個人→個人の移動記録から総合判断するとのことです。 個人ウォレットは、秘密鍵をなくすと、本人だとしても「絶対に」換金や送金は不可能です。秘密鍵を忘れる心配があるなら、私のように取引所口座に預けた方が良いですね。

【松ちゃんの独り言】 【松ちゃんの独り言】「なんだかファンタジーな秘密鍵」

ビットコインの秘密鍵って、なんだかファンタジーだと思いませんか? 例えば、発展途上国が、「国としてビットコインに投資」みたいな記事がありますが、「共同の秘密鍵」で、全員いないと開かない仕組みもあるそうです。 とすると、秘密鍵を持つ4人のうち、1人の王女が行方不明になり、敵味方、謎の組織も入り乱れて、秘密鍵を持つ王女を捜索・・・とか、大金持ちだった名家の当主が亡くなったが財産がなく、すべてビットコインにして、「秘密鍵はUSBに書いてあるんじゃ」と言い残したものの、USBが見つからない・・・ 妄想は続く。笑 それでは、次回もよろしく御願いします!

松本直樹

【松本直樹のプロフィール】

1960年
石川県金沢市生まれ
1984年
金沢大学法文学部経済学科を5年で卒業(ドイツ語で1年間落第する)
1984年
太平洋証券(今の三菱UFJモルガンスタンレー証券)にて、主に債券トレーダー、デリバティブ業務に従事
1992年
証券アナリスト2次試験合格(会費未納で、アナリスト協会は退会)
1992年
太平洋証券退職後、税理士事務所へ転職
1995年
宅建主任者試験合格
1996年
税理士試験会計2科目合格
1997年
税理士試験税法3科目合格(税理士試験終了)→ちなみに法人税、所得税、消費税です
1999年
松本直樹税理士事務所として独立開業→税理士事務所の同僚(松本清美)と結婚ダブル寿退職
2006年
株式会社ケーエムエスを設立
2014年
総合コンサルチーム「みんなで顧問」結成
2016年
合同会社「みんなで顧問」設立(代表社員就任)
2018年
経営革新等支援機関認定
2023年
「マンガでコミュニケーション みんなの相続」出版