今週の松竹梅第555号「企業年金連合会に私の埋蔵金を発見しました!」
ビジネスに役立つ!税務最新情報【今週の松竹梅】
配信日:2024年2月6日
2024年の私は「晩年のライフプラン」をテーマにいろいろ研究しています。「小規模企業共済の出口編」が思ったより反響が大きくて驚いてます。私自身がサンプルですので、皆さん安心して読んでくださいね。さて、読者の皆さんは、これまでどんな人生を歩んできたのでしょうか?おそらく、卒業以来転職(転社)したことがない方は、私のメルマガ読者にはいないかと考えています。では、皆さん、前職の厚生年金基金などの企業年金がどうなったか、しっかりわかってますか?私はまったく知りませんでした。と言うか、最近まで存在すら考えたことがありませんでした。ところが、先月に私の埋蔵金?を発見しました!
【今週の松】 「途中退職者の基金は企業年金連合会へ!」
企業年金制度に加入している会社を退職すると、原則的には、「企業年金連合会」に引き継がれます。ここで思い出しましたね。転職したとき「そう言えば何か書類きたなあ」。私もそうでした。もちろん仕組みもわかってませんし。60代になった私はある日気が付いたのです。「企業年金連合会」の存在に。1月に「問い合わせ」をして、「年金支給義務承継通知書」を2社分送っていただきました。
【今週の竹】 「企業年金連合会サイトでやることは?」
以下、手順を説明します。企業年金連合会サイトを開く→上のバー左から2番目「これから年金を受給する方」→ページ下の方「年金記録を確認したいとき」→インターネットでの記録確認はこちら→個人データ入力画面へ。ここまでで、「問い合わせ」までは完了です!1~3日後に、メールで年金記録の有無について回答が届きます。有りであれば「年金引継ぎのお知らせ」再発行依頼をする流れになります。私の場合は、最初の問い合わせから10日間程度で、すべて完了しました。
【今週の梅】 「私の埋蔵金の内容を教えます!」
さて、先月判明した私の埋蔵金の内容を惜しみなくお伝えします。このメルマガの下の方の私のプロフィールを眺めてください。私はこれまで3社で会社員でした。そのうち2か所で基金に加入していました。通知書に書かれていた金額は、証券会社時代(8年半)が年間248,976円、税理士事務所時代(2年)が年間59,586円、この合計金額308,562円が「終身」でいただけるとのことです。私は、年金事務所の年金だけだと「勘違い」していました!毎年30万円くらい永久に振り込まれるとは、まさに埋蔵金。笑
【松ちゃんの独り言】 「厚生年金とごちゃごちゃに理解してませんか?」
ここまで読んできて、いまだにピンとこない方が多いかもしれません。年金事務所管轄の公的年金とごちゃごちゃになってませんか?年金事務所管轄の公的年金については、まったく別の話題なので、改めて次回以降のネタとして予定してます。企業年金部分は、年金事務所は管轄外です。年金事務所に鬼電して年金事務所のスタッフと喧嘩しないでくださいね。なお、企業年金部分の年金給付については、請求もれが非常に多いようです。このあたりは、マンガ「みんなの相続」でも、小池社会保険労務士パートで触れてましたね。
それでは、次回もよろしくお願いします。
【松本直樹のプロフィール】
- 1960年
- 石川県金沢市生まれ
- 1984年
- 金沢大学法文学部経済学科を5年で卒業(ドイツ語で1年間落第する)
- 1984年
- 太平洋証券(今の三菱UFJモルガンスタンレー証券)にて、主に債券トレーダー、デリバティブ業務に従事
- 1992年
- 証券アナリスト2次試験合格(会費未納で、アナリスト協会は退会)
- 1992年
- 太平洋証券退職後、税理士事務所へ転職
- 1995年
- 宅建主任者試験合格
- 1996年
- 税理士試験会計2科目合格
- 1997年
- 税理士試験税法3科目合格(税理士試験終了)→ちなみに法人税、所得税、消費税です
- 1999年
- 松本直樹税理士事務所として独立開業→税理士事務所の同僚(松本清美)と結婚ダブル寿退職
- 2006年
- 株式会社ケーエムエスを設立
- 2014年
- 総合コンサルチーム「みんなで顧問」結成
- 2016年
- 合同会社「みんなで顧問」設立(代表社員就任)
- 2018年
- 経営革新等支援機関認定
- 2023年
- 「マンガでコミュニケーション みんなの相続」出版