今週の松竹梅第623号「相続税申告報酬規程を公開します!」
ビジネスに役立つ!税務最新情報【今週の松竹梅】

配信日:2025年6月16日
こんにちは。 松本事務所メルマガ「今週の松竹梅」第623号を配信します。 1週間前に滞在していたロサンゼルスのリトルトーキョーが、移民政策抗議デモ活動の中心部として、夜間外出制限地域に指定されています。 ただし訪問先の佐野JOHN司税理士は、普通に地下鉄通勤していて、デモ隊が乗ってくるので、地下鉄が混んでいるそうです。笑 テレビ報道の過激な映像と妙な温度差がありますね。
【今週の松】 【今週の松】「相続税の申告報酬規程」
相続税申告業務で新規案件を受ける際に、ミーティングの前に「申告報酬はどのくらいなのか?」と聞かれることがしばしばあります。
現在は業界共通の報酬規程はありませんので、各税理士事務所の「相場」によるようです。「相場」は財産総額の0.8%~1%などと言われてますが、ほぼ預金案件と不動産や自社株ばかりの案件では当然変わってきます。
今回は、松本事務所の相続税報酬規程を公開します。
以下のバナーリンクをご覧ください。
なお、このリストの金額は上限で、割引することもあります。
報酬規程を公開する理由は、「いくら払うのかわからないから不安で相談できなかった」との声を聞いたからです。
【今週の竹】 【今週の竹】「試算その1~自宅と預金・有価証券~」
このリストで試算してみましょう。法定相続人が妻と子2名、自宅(相続税評価1億円)と預金・有価証券1億円で相続財産を2億円とします。 この場合は、相続人3名で基本料金が108万円、土地1カ所で6万円加算で合計114万円(消費税別途)になります。 なお、基礎控除(このケースは4800万円)を差引く前、小規模宅地特例の評価減前で計算しています。 全般的に「相場」よりやや低めに設定しています。 相続案件については、所長税理士である私が最初から申告後のアフターケアまで担当しますので安心してください。
【今週の梅】 【今週の梅】「試算その2~自宅と投資不動産、自社株、預貯金~」
法定相続人は妻と子1名、自宅と賃貸マンション1棟(相続税評価2億円)、自社株(相続税評価1億円)、預貯金1億円で相続財産4億円、この他、賃貸マンションに係る借入金1億円との設定です。 相続税計算で借入金を差し引きますが、報酬規程では差し引く前で計算します。 とすると、基本料金で187万円、土地2カ所で12万円加算、非上場株式15万円加算で合計214万円(消費税別途)になります。 みんなで顧問チームの小松勇太司法書士が、財産調査や財産目録作成を担当する場合は割引しています。安心して相談してください。
【松ちゃんの独り言】 【松ちゃんの独り言】「フロントライン」
皆さん、あのダイヤモンドプリンセス事件を覚えてますか? 覚えていても、正確にいつだったのかは忘れている方が多いように感じます。 あのときの船内をドキュメンタリー風に再現した映画「フロントライン」を観てきました。 映画そのものは非常に迫力があり、見応えがありました。 見終わった後に、改めてコロナ禍の日本人には違和感があり、それは今でも続いています。 日本人はメディア報道を真に受けすぎですが、それは見る側の責任だけではなく、メディア側の責任も大きいと考えています。報道姿勢は今更変わりようがないので、各人が批判精神を持って情報を判断するしかないですね。 それでは、次回もよろしくお願いします!

【松本直樹のプロフィール】
- 1960年
- 石川県金沢市生まれ
- 1984年
- 金沢大学法文学部経済学科を5年で卒業(ドイツ語で1年間落第する)
- 1984年
- 太平洋証券(今の三菱UFJモルガンスタンレー証券)にて、主に債券トレーダー、デリバティブ業務に従事
- 1992年
- 証券アナリスト2次試験合格(会費未納で、アナリスト協会は退会)
- 1992年
- 太平洋証券退職後、税理士事務所へ転職
- 1995年
- 宅建主任者試験合格
- 1996年
- 税理士試験会計2科目合格
- 1997年
- 税理士試験税法3科目合格(税理士試験終了)→ちなみに法人税、所得税、消費税です
- 1999年
- 松本直樹税理士事務所として独立開業→税理士事務所の同僚(松本清美)と結婚ダブル寿退職
- 2006年
- 株式会社ケーエムエスを設立
- 2014年
- 総合コンサルチーム「みんなで顧問」結成
- 2016年
- 合同会社「みんなで顧問」設立(代表社員就任)
- 2018年
- 経営革新等支援機関認定
- 2023年
- 「マンガでコミュニケーション みんなの相続」出版