今週の松竹梅第622号「ロサンゼルスの佐野JOHN司税理士と業務提携しました!」

ビジネスに役立つ!税務最新情報【今週の松竹梅】

今週の松竹梅第622号「ロサンゼルスの佐野JOHN司税理士と業務提携しました!」

配信日:2025年6月9日

こんにちは。 松本事務所メルマガ「今週の松竹梅」第622号を配信します。 先週ロサンゼルスにて、みんなで顧問チームの木村道哉弁護士と、ヤマト税理士法人の鈴木樹雄税理士とともに、佐野JOHN司税理士のオフィスを訪問しました。 佐野税理士は日米間の税務・法務に精通する専門家で、今後増える国際税務案件の事前準備として、業務提携させていただいたことを皆さんに報告します。

【今週の松】 【今週の松】「超ハードルが高く難解な国際税務」

我々税理士にとって、もっとも苦手としているのが国際税務です。
そもそも根拠条文が読めませんし、各国によって税制がまったく違う上に、条約によってさらに例外が出てきます。日常案件もそれほどないため、税理士の多くが苦手と言うよりは、手を出しません。
日本国内の大手税理士法人も、零細企業や小規模の資産税案件ではほぼコストに合わないため「相手にしていない」状況です。

【今週の竹】 【今週の竹】「相続関係者に米国居住者がいるかどうかを考える」

国際相続など縁がないと思っていても、親族の誰かが米国に住んでいるとすると事態は複雑になります。または、関係者全員が日本国内に住んでいるとしても、配偶者が米国人の場合は、やはり事態は複雑になります。 一般的な税務と違い、国際税務はネット記事では解決できません。 国際相続に該当しそうだと考えたなら、私にまず相談してください。 状況を聞いた上で、佐野税理士とのオンラインミーティングを設定します。

【今週の梅】 【今週の梅】「不動産や金融資産が米国にある場合」

国際相続よりも多いケースが、不動産や金融資産が米国にある場合ですね。 近年は運用が多様化しており、有価証券投資の主役は米国ですので、米国金融機関口座で運用している方も多いのではないでしょうか。 この場合、非常に面倒なのが名義変更です。現在公式サイトで連載中のマンガ「みんなで相続」でも夫の米国口座を妻が知らなかったケースを取り上げています。 このケースでは、名義変更に費用と時間がかかるため放棄していました。 こんなときも、このメルマガ読者であれば「どうすれば良いのか」を相談できますので、今後は安心していただけます。

【松ちゃんの独り言】 【松ちゃんの独り言】「カフネ」

2025年本屋大賞受賞作である阿部暁子氏の「カフネ」を紹介します。 この小説は家事代行サービスを扱っています。 主人公のサービススタッフは、訪問先で家の中の掃除と炊事を行います。 訪問先の事情は様々ですが、共通しているのは、家の中が荒れてしまい、台所も汚れて炊事もままならないこと。 小説の中で、「まじめで頑張る人ほど誰かに頼ることが苦手」との描写が頻繁に出てきます。 「自分でできることは自分でやる」という日本人特有の気質もありますね。 相続問題も同様です。そのうち・・・と考えず、私に相談してください。 それでは、次回もよろしくお願いします!

松本直樹

【松本直樹のプロフィール】

1960年
石川県金沢市生まれ
1984年
金沢大学法文学部経済学科を5年で卒業(ドイツ語で1年間落第する)
1984年
太平洋証券(今の三菱UFJモルガンスタンレー証券)にて、主に債券トレーダー、デリバティブ業務に従事
1992年
証券アナリスト2次試験合格(会費未納で、アナリスト協会は退会)
1992年
太平洋証券退職後、税理士事務所へ転職
1995年
宅建主任者試験合格
1996年
税理士試験会計2科目合格
1997年
税理士試験税法3科目合格(税理士試験終了)→ちなみに法人税、所得税、消費税です
1999年
松本直樹税理士事務所として独立開業→税理士事務所の同僚(松本清美)と結婚ダブル寿退職
2006年
株式会社ケーエムエスを設立
2014年
総合コンサルチーム「みんなで顧問」結成
2016年
合同会社「みんなで顧問」設立(代表社員就任)
2018年
経営革新等支援機関認定
2023年
「マンガでコミュニケーション みんなの相続」出版